2月18日(土)、「第33回 コナミオープン 水泳競技大会」が、東京辰巳国際水泳場(東京都)で開幕しました。
今年で33回目を迎える「コナミオープン 水泳競技大会」は、公益財団法人日本水泳連盟の公認大会で、小学生から日本代表選手までが同じ舞台で競うことができる国内有数のオープン水泳大会です。同大会では、今後、世界で活躍するジュニア選手を応援するため「ジュニア決勝」を導入し、小学生、中学生、高校生のそれぞれの年代に活躍の場を提供しています。
今回の大会には、第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ)メダリストをはじめ、日本代表選手やジュニアのトップスイマーら総勢49名の招待選手のほか、大会史上最多となる1000名を超える全国のスイマーが出場しました。
開始式では、株式会社コナミスポーツクラブ代表取締役社長で本大会会長の落合昭が、「今大会は出場選手が初めて1000名を超え、過去最大の大会となりました。今後も、日本の水泳界の発展に貢献していきたい。」と述べるとともに、ご尽力いただいた関係各位へのお礼の言葉を伝えました。日本水泳連盟の青木剛会長は、「コナミオープンは、大会を重ねるごとに発展し、水泳競技の普及、発展、競技力の向上に貢献いただいています。今大会から将来、有望な選手が数多く輩出され、2020年のオリンピックにたくさんの選手が出場して、大活躍されることを期待しています。」というメッセージを贈りました。
大会初日(18日)のレースでは、次世代を担う若い選手たちが活躍しました。小学生の藤縄優花選手(コナミスポーツクラブ北浦和)が、女子50m平泳ぎで32秒96の日本学童新記録を樹立しました。藤縄選手は、「学童新がでて本当にうれしいです。すごい選手に一歩でも近づきたいです。」と話しました。男子50m自由形で日本中学新記録と大会新記録を樹立した熊澤将大選手(スウィン東松山)は、「3年間この記録を目指してきたので、目標が達成できて本当にうれしかったです。」と話しました。
女子50m自由形では、池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)が24秒48の日本新記録を出して優勝しました。池江選手は女子100mバタフライでも大会新記録で優勝しました。男子400m個人メドレーは、リオデジャネイロオリンピック銅メダルの瀬戸大也選手(JSS毛呂山)が優勝、男子50m平泳ぎでは、同オリンピック日本代表の小関也朱篤選手(ミキハウス)が大会新記録で優勝しました。
予選から決勝までのレースで、日本新記録1つ、日本高校新記録2つ、日本中学新記録2つ、日本学童新記録2つ、合計41の大会新記録が誕生し、会場は大いに盛り上がりました。
大会は19日(日)も行われ、将来の日本代表を目指すジュニアスイマーから世界で活躍するトップスイマーまで、熱き戦いが繰り広げられます。
女子50m平泳ぎで、日本学童新記録を樹立した
藤縄優花選手(コナミスポーツクラブ北浦和)
女子100mバタフライで、日本学童新記録を樹立した
中田圭帆子選手(イトマン横浜)
男子50m自由形で、日本中学新記録を樹立した
熊澤将大選手(スウィン東松山)
女子200mフリーリレーで、日本中学新記録を樹立した
ダンロップSCチーム
女子200mフリーリレーで、日本高校新記録を樹立した
ATSC.YWチーム
男子50m平泳ぎで、日本高校新記録を樹立した
塩入龍斗選手(大町SS)
女子50m自由形で、日本新記録を樹立した
池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)
男子400m個人メドレーで優勝した
瀬戸大也選手(JSS毛呂山)
男子50m平泳ぎで、大会新記録で優勝した
小関也朱篤選手(ミキハウス)